俳句、その夏の季語に「麦秋」があります。変だと思われるかも知れませんが、麦は5月下旬から6月上旬に収穫の時期を迎えるので季節は夏となるのです。いつも写真を写しに行っている畑の一角に麦を植えている所があるので、穂が黄金色になる頃を見計らって行ってみようと思っていました。今日はそろそろではないかと尋ねてみたところ、じつに良いタイミングで麦畑を写すことが出来ました。すっかり俳句の世界に浸ってしまいました。
麦秋や子を負ひながらいわし売り(一茶)
江戸時代の俳句で「麦秋」を使った句は貧しさを表したものが多いようです。現代では麦畑は輝いて美しく見えるのですが……….。



