私がプロになって初めて講演をしたのが1985(昭和60年)の9月でした。場所は札幌市のSTV(札幌テレビ)の大ホール。来場者は約400名でほぼ満席でした。午後8時から9時までの1時間は何を喋ったか分からないほど緊張していました。でもこの経験があったお陰で以後講演や写真教室は平常心で行うことが出来るようになって現在に至っています。その時に後援の「ミノルタカメラ」から数名のプロ担当者の同行があり、その中でまだ入社間もないと思われる社員が1人いました。その方が今や写真業界では知らない人はいないと言われる程の有名な「トンボの田中」さんこと田中博氏だったのです。以後、写真教室や撮影会、またプライベートでトンボを写しに行ったりなど随分お世話になり、「オリンパス」に移られてからも変わらずにお世話になっています。昨27日は彼の写真展「東京トンボ日記」を目白へ観に行って、そんな思い出話しで 当時を懐かしんで来ました。あれから38年という月日が流れ、彼も今年で定年を迎えるそうです。




