リバイバル。

私の場合ですが花や昆虫の撮影でのピント合わせはマニュアルで行うのを基本としています。シベの1本や虫の小さな眼にはオートフォーカスでは稀に合う事もありますが、意図したポイントから外れることがほとんどで信頼がおけないからです。ここ数年間は体調の関係から大きくて重たいカメラをリュックに入れて背負うのが辛く、止む無く小型軽量のミラーレス1眼を使用していますが、やはりピント合わせは難しく、確実を期すために同じシーンを数カット写して保険を掛けるようにしています。それでも1カットも使えるものが無かったりします。前置きが長くなってしまいましたが、私の体調の方はほぼ問題なく復活して来ましたので、以前まで愛用していたデジタル1眼レフ機と90㎜マクロレンズを乾燥庫の中から呼び出してリュックに詰めて出かけてみました。2012年製のニコンD-800と同じく2012年製タムロン90㎜マクロですが、やはりピント合わせは楽で正確でストレスなく行うことが出来ました。もちろん無駄にシャッターを押す必要も無くなりました。この様に私の仕事にはEVF(電子ビューファインダー)より電気的なプロセスを経づに被写体の生の姿をそのままレンズを通して見ることのできる光学式ビューファインダーの方が合っていると思います。

乾燥庫の中で長い間眠っていたカメラとレンズ。今日はリバイバルの日です。
微細な部分への合焦は光学式ビューファインダーが有利。
マクロ撮影では常にMFでピント合わせをします。
被写体の生の姿を見ることが出来るのが光学式ビューファインダー。
「若草の頃」。ホトケノザが主役です。